テニス肘は、肘の外側(親指側)に痛みが起こる疾患です。上から物を掴んだり、手首を屈曲させるときに痛みが出ることが あります。正式名称は『上腕骨外側上顆炎』と言います。
肘の外側には手関節を伸ばす筋などがあります。主にこの疾患の原因となるのは、上図の短橈側手根伸筋へのダメージの蓄積ですが、指を頻繁に使う方々、ピアニストなどにも多い印象です。ただし、しつこい痛みの場合は、”橈骨神経由来の痛み”など、その他の原因もよく見受けられます。
治療はハイドロリリースやインターベンション治療を行います。手術まで必要になる症例は稀です。