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腱鞘炎について

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腱鞘炎は、手のひら奥の”腱鞘”という部位で起こる炎症です。上図の赤で囲った部分を押すと痛くなります。特に朝方、指が引っかかる”バネ指”症状を呈することがあります。

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指を曲げるスジ=屈筋腱は右上図のように・硬い骨・硬い腱鞘に囲まれています。腱鞘の部分を輪切りにすると下図のようになります。

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上図のように屈筋腱は・硬い骨・硬い腱鞘が作る”トンネル”の中に存在しています。

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屈筋腱周囲には”滑膜”という薄い組織がありますが、”頻繁に””繰り返される”動作などの影響により、右上図のように腫れます。

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腫れた腱は上図のように狭いスペースを、行き来しなければならないため、通過障害を起こします。

この通過障害がさらなる炎症(火事)と通過障害を引き起こし、痛みも増します。

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治療の第一としては、わかりやすく簡単に言うと、消火活動を行うことです。腱鞘炎は放置すると指関節破壊の原因になるため、放置せず治療を行うべきと考えています。

数回再燃する腱鞘炎・ばね指に対しては、腱や関節への不可逆的なダメージの積み重ねを避けるために手術を行なっています。

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当院では、数回再燃する腱鞘炎・ばね指に対して、低侵襲手術を行っています。詳細は外来で相談ください。

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