諦める前に知ってほしい、術後の痛みに対する専門的アプローチ
- 山田哲生
- 6月6日
- 読了時間: 3分

「手術したのに、まだ痛む」「再発してどうしていいか分からない」「“もう手はありません”と言われた」
そういった声が、当院には日々届いています。一件や二件ではありません。もしかすると、あなたのその痛みも――まだ終わっていないのかもしれません。

🧠 神経が“潰れる”とは?
画像をご覧ください。黒く帯状に映っているのが「正中神経」です。
よく見ると、途中で細くなっている部分があります。これは周囲の異常に硬くなった組織が、神経を強く締め付けている状態です。
この原因が、「癒着」です。過去の手術、あるいは長年の使い痛みによる組織の傷跡・炎症が、神経や筋肉に貼りつき、動きと血流を妨げているのです。
💡 当院の治療アプローチ
当院では、個々の症例に応じた薬剤と技術を用いて、癒着した組織を**「切らずに剥がす」**処置を行います。
正中神経や筋膜、腱との癒着をていねいに解除
神経の表面(外膜)を圧迫している部分も、見逃さず処理
この技術には、正確な知識と高度な手技が必要です。“見えない場所”を扱うため、熟練した技術者でなければ危険を伴います。ちなみに私は2万件以上行っています。
📹 治療の実際
動画では、薬液がスムーズに流れているように見えるかもしれません。しかし、実際の現場では、
傷跡の硬さに応じて注入圧を微調整
神経を損傷しないよう位置を細かく確認しながら
数ミリ単位で慎重に剥離を進めていく
非常に繊細で、集中力を要する治療です。機械的に処置することはできません。
✨ 他院で「もう無理」と言われた方へ
手根管症候群の再発や、手術後の違和感
「もうこれ以上切れません」と告げられた方
まだ選択肢は残されています。諦めるには、早すぎます。
🦾 使用する治療法について
用いるのは、針一本の極めて繊細な手技です。これは「インターベンショナル・オーソペディクス」と呼ばれ、欧米の再生医療領域でも注目されているアプローチです。
切らずに、癒着の原因を解除していく――そのための、安全かつ最先端の技術です。
🩺 このような方に適しています
手根管症候群・術後の違和感・再発痛
手首・指・肘の慢性的な痛み
尺側手関節痛・胸郭出口症候群
四十肩・五十肩
神経や筋膜の癒着による原因不明の痛み
特に近年、「手術したのにまた痛む」という術後癒着による症状の相談が増加しています。
🔍 難症例にも対応可能です
たとえば、ペースメーカー抜去後に発生した難治性の神経痛など、通常では手が出しにくい症例にも、原因を特定し、癒着を安全に解除しています。
🛡 安全性について
神経や血管が密集する領域でも処置が可能
2万件以上の豊富な臨床経験に基づいた、安全で確実な技術
💬 最後に
どんな痛みであっても、**「原因を見つけること」**が第一歩です。
「もう切るしかない」「どこに行ってもダメだった」そう感じている方も、ご安心ください。
こちらから無理に治療をすすめることは一切ありません。
こういう治療があると知って欲しくて
書き留めたまでです。
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