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腱鞘炎について
腱鞘炎は、
手のひら奥の
“腱鞘”
という部位で
起きる炎症です。
上図の赤で囲った
部分を押すと
痛くなります。
特に朝方
指が引っかかる
”バネ指”症状
を呈することがあります。
屈筋腱
腱鞘
指を曲げるスジ
屈筋腱は
右上図のように
・硬い骨
・硬い腱鞘
に囲まれています。
腱鞘の部分を輪切りにすると下図のようになります。
骨
屈筋腱
腱鞘
上図のように
屈筋腱は
・硬い骨
・硬い腱鞘
が作る
”トンネル”
の中に存在しています。

滑膜
屈筋腱
屈筋腱周囲には
“滑膜”
という薄い組織がありますが
頻繁に
繰り返される
動作などの影響により
右上図のように、腫れます。
・硬い腱鞘
・硬い骨
に囲まれた
トンネル内で
腫れた腱は
狭いスペースを
行き来しなければならなくなります。
通過障害を起こします
そのせいで
炎症症状(火事)は
ますます強くなり
痛みも出ます。
消火活動を行い
鎮火すること
が最初の治療
になります。
数回再燃する腱鞘炎・ばね指に対しては、腱や関節への不可逆的なダメージの積み重ねを避けるために手術を行なっています。


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