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まずは、ざっくりとした説明です☺️
大事なのは主に、あなたの体で
真剣に働くマクロファージです

青空のグラデーション
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ハイドロリリースは簡単にいえば、固くなった組織を緩め、老廃物をお掃除しやすくし、細胞の自然な働きをサポートすることです。

これで、だいたいの
アウトラインは
理解いただけたと思います。

​以下は詳細説明です。

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痛いところを、もう少し「治りやすい場所」に。

 

手が痛い。動かすと痛い。使っているうちに、また痛くなる。

そんな状態が長く続くと、「ここは、ずっと炎症を起こしているのかな?」と思うかもしれません。

 

実際には、もう少し複雑です。

 

痛みが続いている場所では、組織がこすれたり、引っぱられたり、動きが悪くなったりして、小さなダメージと修復が繰り返されていることがあります。

 

そこで働いているのが、体の中の「片づけ係」や「修理係」の細胞たちです。

 

その代表のひとつが、マクロファージという細胞です。

 

体の中には、「片づける細胞」がいます

 

マクロファージという名前は、あまり聞き慣れないかもしれません。

簡単にいえば、傷んだ場所を片づけながら、次の修復につなげていく細胞です。

 

傷んだ細胞や組織のかけらを処理し、炎症の後始末をする。そして、「そろそろ修復に進みましょう」という流れにも関わっています。

 

本来、体の中では「壊れる、片づける、修復する」という営みが繰り返されています。

 

これは特別なことではなく、毎日、体のあちこちで起きていることです。

 

でも、「片づけにくい場所」もあります

 

問題は、同じ場所がずっと刺激され続けているときです。

 

組織同士のすべりが悪い。
狭いところで何度もこすれる。
動かすたびに同じ場所へ負担がかかる。
炎症がなかなか落ち着かない。

 

そんな環境では、体が一生懸命修復しようとしても、なかなか仕事が終わりません。掃除をしているそばから、またゴミが増えていくようなものです。

 

すると、「痛い、腫れる、動かしにくい、また刺激される」という流れが続きやすくなります。

 

そのため当院では、「炎症を止めれば、それで終わり」とは考えていません。

 

まず、その場所を少し動きやすくして、体が片づけや修復をしやすい環境にできないかを考えます。

 

そのために使う治療のひとつが、ハイドロリリースです。

 

ハイドロリリースは、「すき間をつくる」治療です

 

ハイドロリリースでは、超音波で内部を見ながら、必要な場所に薬液を入れていきます。

 

そうすることで、くっついたようになって動いていた組織の間に、少しすき間をつくることができます。

 

ぎゅっと詰まっていたところを、少しゆるめる。
すべりにくかったところを、少し動きやすくする。

 

そんな治療です。

 

私は、ハイドロリリースそのものが、体の中を治すわけではないと考えています。

 

むしろ、体が自分で片づけ、修復していくうえでの妨げを、少し減らす治療と捉えています。

 

散らかった部屋では、掃除もしにくい

 

たとえば、散らかった部屋を掃除するとします。

 

物がぎゅうぎゅうに詰まっていて、通る場所もなく、次々と物が落ちてくる。そんな状態では、いくら掃除をしても、なかなか終わりません。

 

まず少し物を動かし、すき間や通り道をつくる。すると、ようやく掃除がしやすくなります。

 

体の中も、少し似ていると思っています。

 

ハイドロリリースで、硬くなった組織の間を少しゆるめ、動きやすくする。そのうえで、マクロファージをはじめとする体の細胞たちが、本来の片づけや修復を続けていく。

 

治す主役は、あくまで自分の体です。

 

ハイドロリリースは、その仕事をしやすい場所をつくる。そんなイメージです。

 

だから、「痛いところに注射する」だけではありません

 

当院のハイドロリリースでは、超音波で実際に内部を見ながら治療を行います。

 

どこが動きにくいのか。
どこで組織が引っかかっているのか。
どこに痛みが出ているのか。

 

それらを確認しながら、必要な場所を狙っていきます。

 

同じ「母指CM関節症」でも、同じ「腱鞘炎」でも、痛み方は人によって違います。

 

だから、病名だけを見て注射するというより、その人の手の中で、今どこがうまく動いていないのかを確かめる。

 

そこから治療を考えます。

 

「ちょっと楽になった」は、けっこう大事です

 

ハイドロリリースのあとには、人によって、

 

「さっきより動かしやすい」
「握った感じが違う」
「痛い場所が少し変わった」

 

といった変化が現れることがあります。

 

もちろん、1回ですべてが解決するとは限りません。それでも、こうした変化は大切な情報です。

 

その場所を整えることで症状が変わるなら、そこが痛みに関係している可能性があるからです。

 

治療をしながら、同時に体の反応も確かめる。ハイドロリリースには、そんな側面もあります。

 

何回か行うのにも、理由があります

 

長く続いている痛みでは、問題が一か所だけにあるとは限りません。

 

長い間かばいながら使っているうちに、周囲も硬くなっていたり、別の場所に負担がかかっていたりすることがあります。

 

そのため、一か所を整えて反応を見たあと、次に治療する場所を考え、また整えるというように、少しずつ進めることがあります。

 

当院では、ただ回数をこなすために注射をするわけではありません。

治療のたびに、体がどのように反応しているかを確かめる。

そのことを大切にしています。

 

ハイドロリリースが合う痛みもあれば、合わない痛みもあります

 

もちろん、どんな痛みもハイドロリリースで治そうとは考えていません。

 

痛みの原因によっては、別の注射のほうがよい場合もあります。組織そのものの回復を、もう少し後押しする治療が必要な場合もあります。

そして、構造そのものを変えたほうがよい状態であれば、手術が適していることもあります。

治療には、それぞれ役割があります。

 

ハイドロリリースは、組織の動きや周囲の環境を整えることに意味がありそうなときに使う治療です。

 

「この痛み、少し何とかならないかな」

 

そのくらいの気持ちからで大丈夫です。

ハイドロリリースを受けるために、大きな決断をする必要はありません。

 

物を持つと痛い。
仕事をすると痛い。
料理をすると気になる。
指を動かすたびに引っかかる。
手を使うたびに、「ああ、またここか」と思う。

 

そんな状態であれば、今の痛みにハイドロリリースが役立ちそうか、一度確かめてみる。

 

まずは、それで十分です。

 

超音波で内部を確認し、「ここを少し整えてみる意味がありそうですね」と考えられる場所があれば、そこから治療を始めます。

 

当院がハイドロリリースで目指していること

 

痛いところに、ただ薬を入れることではありません。

 

体の中を見て、動きにくくなっている場所を探す。
必要なところに少しすき間をつくり、動きやすくする。
そして、体の中の「片づけ係」や「修理係」が、もう一度仕事をしやすい環境をつくる。

 

その場所を、少し「治りやすい場所」に戻してあげる。

 

これが、当院がハイドロリリースで目指していることです。

 

治すのは、注射そのものではありません。最終的に治していくのは、患者さん自身の体です。

私たちは、その体が仕事をしやすくなるように、必要な場所を整える。

ハイドロリリースを、そんな治療として使っています。

 

よくある質問

 

Q. ハイドロリリースは、結局何をする治療ですか?

 

超音波で内部を見ながら、動きが悪くなっている組織の間に薬液を入れ、すき間をつくって動きやすくする治療です。

簡単にいえば、**「くっついて動きにくいところを、少しゆるめる治療」**です。

 

Q. 痛み止めの注射とは違うのですか?

 

目的が少し違います。

痛み止めには、痛みや炎症そのものを抑える役割があります。

ハイドロリリースでは、それに加えて、痛みが起きている場所の動きや環境を整えることを考えます。

 

Q. マクロファージを増やす治療なのですか?

 

そういう治療ではありません。

マクロファージはもともと体の中にいて、傷んだ組織を片づけたり、炎症の後始末や修復に関わったりしています。

ハイドロリリースでは、そうした細胞を直接増やすというより、体の細胞たちが本来の仕事をしやすい環境をつくれないかと考えています。

 

Q. 1回で治りますか?

 

1回でかなり楽になる方もいれば、少しずつ変わっていく方もいます。

痛みが長く続いている場合には、1回の治療ですべてを判断できないこともあります。

そのため、治療後に痛みや動き、手の使いやすさがどう変わったかを確認していきます。

 

Q. 何回くらい受けますか?

 

状態によって異なります。

当院では、ただ決められた回数の注射をすることよりも、治療のたびに、きちんと変化が出ているかを確かめることを大切にしています。

変化があれば、続ける意味があります。変化が乏しければ、別の原因や治療を考えます。

 

Q. ハイドロリリースをすれば、手術をしなくてすみますか?

 

そうとは限りません。ハイドロリリースと手術は、そもそもの役割が違います。

ハイドロリリースは、組織の動きや周囲の環境を整える治療です。手術は、必要な場合に構造そのものを変える治療です。

手術を避けるためにハイドロリリースを続けるのではなく、今の状態に合った治療を選ぶ。

そのように考えています。

 

Q. 自分にハイドロリリースが合うか分かりません。

 

最初から分からなくても大丈夫です。そのために、診察と超音波での確認を行います。

どこが痛いのか、何をすると痛いのか、内部で何が起きていそうなのかを確認し、**「ここを整えてみる意味がありそうか」**を判断します。

合わなければ、別の治療を考えます。

 

痛いところには、痛い理由があります

 

「年齢だから」「使いすぎだから」だけで終わらせず、内部や組織の動きを見てみる。

そして、整える意味がある場所なら、そこを少し整えてみる。

その結果、

​

昨日より少し手が使いやすい。
前より痛みを気にする時間が減った。

 

そうした変化につながるなら、その治療には意味があると考えています。

ハイドロリリースは、そんなところから始める治療です。

費用

関節系疾患は
6回を一区切りとして治療します
33,000円(6回分)

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ばね指・腱鞘炎・ドケルバン病は

2回を一区切りとして治療します

11,000円(2回分)

​​

2026/9/21改定しています

※診察代等別途

参考文献

34261895, Hydrodissection for Carpal Tunnel Syndrome: A Systematic Review; 38392587, Safety and Efficacy of Ultrasound-Guided Perineural Hydrodissection as a Minimally Invasive Treatment in Carpal Tunnel Syndrome: A Systematic Review; 36980446, Ultrasound-Guided Interventions for Carpal Tunnel Syndrome; 30339737, Nerve hydrodissection for carpal tunnel syndrome: A prospective, randomized, double-blind, controlled trial; 33391002, Volume Matters in Ultrasound-Guided Perineural Dextrose Injection for Carpal Tunnel Syndrome: A Randomized, Double-Blinded, Three-Arm Trial; 35197913, Ultrasound-Guided Nerve Hydrodissection With 5% Dextrose as an Add-On Therapy After Corticosteroid Injection for Carpal Tunnel Syndrome: A Retrospective Case Series Study; 36637026, Efficacy of median nerve hydrodissection by hyalase versus midazolam in mild to moderate carpal tunnel syndrome; 39015140, Efficacy of Ultrasound-Guided Hydrodissection for Treating De Quervain's Disease; 28720637, Intersection Syndrome: The Subtle Squeak of an Overused Wrist; 21469942, Pressure generated by syringes: implications for hydrodissection and injection of dense connective tissue lesions.

Image by Claudio Schwarz
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