手首の小指側が痛むあなたへ|TFCC損傷の新しい治療法
- 山田哲生
- 7月21日
- 読了時間: 2分
更新日:7月28日

手首の小指側がズキズキ痛む…その原因、TFCCかもしれません
「雑巾を絞るとズキッ」
「テニスのフォアで力が抜ける」
「ペットボトルのキャップをひねると痛い」
「フライパンを持つと痛い」
――こんな症状が続いていませんか?
手首の小指側(尺側)には、
TFCCという、
手首を支える“クッション兼安定装置”があります。
ここを痛めると、グラつく感じや引っかかる痛みが続き、
日常生活やスポーツに大きな支障が出ます。
従来のTFCC治療の限界|安静だけでは治らない理由
一般的な整形外科では、以下のような治療が行われます。
シーネやサポーターで固定
湿布や痛み止め
当てずっぽの注射
これらで改善する人もいますが、
長引く人やスポーツ復帰を目指す人には十分とは言えません。
当院は「安静で痛みをごまかす場所」ではありません。“もう一度使える手首”に戻すための治療を行います。
TFCC損傷の新しい考え方|痛い場所だけを攻めない
TFCCの痛みだからといって、
痛い尺側だけに注射する――それでは根本解決になりません。
ポイントは「動的安定性」の復活
尺側(ECU・FCU)だけでなく、
橈側(ECR・FCR)も含めて、
「手首全体の筋肉と腱を再びうまく滑らせ、バランスを取り戻す」
ことが重要です。
当院のTFCC治療ステップ|ハイドロリリース+筋トレで動きを取り戻す
① ハイドロリリース(滑走改善)
痛みを引き起こす腱・腱鞘の摩擦を減らし、動きを軽くします。
ECU・FCU(尺側)+ECR・FCR(橈側)を一気に行うのが特徴です。
② すぐに始める筋トレ(動的安定化トレーニング)
リリース後、その日のうちから動かします。
初期は軽い等尺性トレーニング → 後期は協調運動へ。
「整える → 動かす」流れで、関節を支える筋肉が再び働き始めます。
TFCC治療の症例紹介
50代男性、ゴルフ愛好家。
初診時: 雑巾も絞れず、痛み8/10。
ハイドロリリース+トレーニング後: 2週間で痛み8割減、ゴルフはすぐに再開済み。
※効果には個人差がありますが、「年齢のせい」と諦めていた人ほど変化が大きい傾向です。
まとめ|TFCC損傷は“全体を整える”ことで結果が変わる
安静だけでは“使える手首”に戻りません。
「壊れた場所だけ責めない」「手首全体を整える」――これが結果を変える方法です。
本気で手首を治したいなら、ご相談ください
「痛みが続くけど手術はしたくない」「このまま諦めたくない」そんな方は一度ご相談ください。
――当院は“なんとなく良くなるのを待つ場所”ではありません。本気で“使える手首”を取り戻したい人だけ、お越しください。
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