

時間に試されて残るもの― カラヴァッジョと一本の時計から思ったこと ―
最近、久しぶりに「おっ」と思う腕時計を見た。 新品で買われてから長い年月を経ているらしいのに、 妙に生き生きとしていた。 別に欲しいわけではない。 ただ、美しいものに触れたときの、あの静かな高揚感。 それだけで十分だった。 仕事のことばかり考えていると、 こういう感覚は少し鈍りますね(笑)。 時間が価値を作るのではない よく「長く残っているものは価値がある」と言います。 でも最近は逆に思います。 時間が価値を作るのではなく、 価値があるものだけが時間を生き延びる。 腕時計もそうです。 流行に合わせただけのものは消える。 しかし、本当に良い時計は修理され、受け継がれ、 持ち主の人生と一緒に歳を重ねていく。 それは単なる工業製品というより、 時間と共存する工芸品に近い存在だと思います。 カラヴァッジョという例外的な画家 この話をすると、必ず思い出す画家がいます。 カラヴァッジョです。 彼の絵は400年以上前のものですが、 古典というより、今でも妙に生々しい。 聖人を理想化せず、 暴力や死を隠さず、 人間の恐怖や欲望をそのまま描いた。 当時はかなり物議

山田哲生
2月19日


人は昔も今も、それほど変わらないものですねー😅
人間というのは、 旧約聖書にも描かれている通り、 時代がどれだけ進んでも本質は大きく変わらないものだと思います。 情報が増え、医療が進歩し、選択肢が広がっても、 楽をしたい。 不安から逃れたい。 できれば負担なく結果を得たい。 そうした気持ちは、今も昔も変わらない。 それ自体は、ごく自然なことです。 ただ―― 医療という領域では、 ほんの少しだけ事情が違ってきます。 医療は「安心」だけでなく「未来の自由」を扱うもの 医療は安心を与える役割もありますが、 本質的には未来を整える営みだと私は考えています。 身体と向き合い、 必要なケアを選択し、 これからの時間をどう守るかを考えること。 特に手を仕事道具として使う方にとっては、 それは単なる治療ではなく、 仕事・生活・人生の自由度を守る判断 でもあります。 健康は消費ではなく「投資」という感覚 当院では、 健康を“消費”というより “投資”として捉える方が多い印象があります。 将来も動ける身体を保つ。 仕事の質を落とさない。 好きなことを続けられる状態を維持する。 そうした視点を持つ方ほど、...

山田哲生
2月10日
