手術後も手が握れない――癒着と拘縮に向き合い、グリップを取り戻した一例
- 山田哲生

- 5 日前
- 読了時間: 2分
まず初めに、明確にしておきたいことがあります。
今回の記事は、他院のドクターが行った手術の適応判断や手技について、
批判することを目的としたものではありません。
手術には、その時々の担当医の判断があります。
その点をご理解いただいたうえで、お読みください。
さて、ある手術を、とある病院で受けた患者さんが、
長期間にわたってリハビリを続けていたものの、
手のグリップが十分に改善しないとのことで、
当院を受診されました。
診察したところ、手術の傷跡の周囲で、
伸筋腱や lateral band などの組織に癒着が生じ、
さらに複数の関節包にも拘縮が起きていることを
確認しました。
そこで当院は、患者さんとともに、
「最初に何を取り戻すのか」
という、一番大切な目標を設定しました。
その目標に向けて、
患者さんが毎日ご自身で行うこと
当院で行う手当て
それぞれを、いつ、どのような順番で進めていくのかについて
一連の治療計画を立て、焦らず、淡々と実行していきました。
そして現在、最初に設定した目標はすでに達成しています。
初診時には難しかった手の動き(写真a)も、下の写真(写真b)のように、
現在では active palm grip が可能となりました。
手を使う日常生活の自由度が増え、QOLも改善しています。


この結果は、当院の治療だけで得られたものではありません。
患者さんが、日々行うべきことを理解し、
それを一日一日、コツコツと続けてくださったからこそ、
ここまで良い結果につながりました。
現在は、さらに次の目標へ向けて治療を続けています。
これから、ますます良くなっていくと思います。
僕自身も、その変化を楽しみにしています。
努力を続けてくださる患者さんに、心から感謝しています。
そして、詳細については、あえてここには書きませんが――
僕に**「パンドラの箱」**の教えを授けてくださった、
お師匠先生にも感謝しています。
僕がこうした手当てや手技を行えるようになったのは、
お師匠先生から受け継いだ知識、技術と姿勢があるからです。
患者さんに恵まれ、師に恵まれ、
今も新しい可能性に向き合うことができている。
僕は本当についているなぁと、日々感じています☺️




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